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PS2アーカイブス

スペシャルインタビュー「玉繭物語2 ~滅びの蟲~」最終回

玉繭物語

玉繭物語

■発売日 1998年12月03日
■ジャンル 冒険活劇RPG
■著作権表記 (C)1998 GENKI
■ゲーム概要
「アルカナの呪い」によって生まれた忌まわしき魔物、「森のしもべ」に人々はおびえ、戦いながらも森と共に生きてきた。 だがある日滅びの虫オニブブによって村人は眠りの病に冒されてしまう。レバントは村人を救うため、巨木の森へ旅立ってゆく。
キャラクターデザインは、「魔女の宅急便」のキャラクターデザイン・作画監督で知られる近藤勝也氏が担当。ナレーションに俳優の三國連太郎氏が参加。

ゲームアーカイブス

■発売日 2008年6月11日
■販売価格 617円(税込)
■URL 商品紹介 :PlayStation.com
販売ページ:PlayStation Store
玉繭物語2

玉繭物語2 ~滅びの蟲~

■発売日 2001年8月30日
■ジャンル RPG
■著作権表記 (C)2001 GENKI
■ゲーム概要
レバントに憧れる少年“カフー”が、妖精“ニコ”とともに、自らにかかった呪いを解くため4つの『オーブ』を求めて異次元の森に旅立つ。
前作同様近藤勝也氏がキャラクターデザインを担当。
氏の手によるいきいきとしたキャラクター達が、幻想的な森を舞台に物語を紡ぐ。

PS2アーカイブス

■発売日 2015年4月15日
■販売価格 1,200円(税込)
■URL 商品紹介 :PlayStation.com
販売ページ:PlayStation Store

スタッフ/田村
■元気株式会社:デザイナー
■経歴:
ゲームもロクに知らず、某大手ゲーム会社の2次募集に「飛行機代出してくれるらしいからタダで東京いってくる」という不純な目的で応募し上京。
ついでにラクガキを見せたらアラ不思議・・・・・その年の春にはあっという間にゲームグラフィッカーの出来上がり。
その後創業メンバーの一人として元気に加わりかれこれ25年が経ちました。相変わらず描いております。

インタビュアー:はまち
■元気株式会社:なりゆきで広報
■経歴:
高校卒業して別に大学行く頭無かったんでニート。ゲーム買う金が無くなったので本屋でフリーター。
いいかげん就職しないとと思った22歳のある日、週5日制の番組制作会社でADになり月休み半日の生活に。
なんだかんだあって会社辞めて印刷技術必須の募集条件をぶっちぎって元気に入社。
アシスタントプロデューサーだったり広報だったりtwitterの中の人だったりユーサポだったり・・・・要するに雑用係。

キャラがより生き生きと動けるよう考えられているのです

田村:
そのFAXすごいよねぇ。かわいいなぁ・・・・・バンブー幼生。
WEB担:
これの着彩は色鉛筆ですか?
田村:
そう色鉛筆。
WEB担:
これはどこで塗られた子なんでしょう。
田村:
むこうで近藤さんが、「じゃあこんな感じで」ってがーって塗られた感じですね。
はまち:
まさに画集にもその絵がありましたね。
田村:
そうそうそう。最初にFAXでやりとりがあって、でのちに着彩された原稿が来るって感じです。(第6回参照)
はまち:
すごいなぁ…こんな色鉛筆塗り重ねてこんなに色変わるんだって思うくらい絵の描けない私は思いますねぇ。
田村:
わりとポリゴンになったとき関節の形状はこうするとか、デフォルメして形になっていた時はどうなってほしいとかがわかりやすいように結構意識して線画を描いてもらっているんで、いつもみたいなタッチとは違うと思うんですよね。
はまち:
じゃー本当に近藤さんの絵が好きな人は「玉繭物語」のほうが・・・・・「これだよ!」ってなるわけですね。まぁ、たしかに「玉繭物語」の絵と「玉繭物語2~滅びの蟲~」(以下、「玉繭物語2」)の絵を比べると・・・・・。
田村:
ずいぶんポリゴンに寄せてるでしょ。
はまち:
そうですね。作りやすいのはどっちなんだ?って感じは分かりますね。
田村:
やっぱ、自分の描いたものがイメージだけで終わっちゃうのはもったいないと「玉繭物語」で思われたらしくて「忠実に形になるためには、形になった時のことを想定して僕も描かないと」っておっしゃってたんで。
はまち:
ヤミー・・・・・(夢中)。
田村:
でね、この仕事をきっかけでフルCGのアニメーションとかも別件でよその会社とかとやってらっしゃるから。
はまち:
あ、なるほどなるほど。
田村:
NHKで(宮崎)吾朗さんとやってたアニメのキャラクターもそうだし。
WEB担:
あ、あの3Dの作品ですね。(NHK BSプレミアム「山賊の娘ローニャ」)
田村:
そうそうそう。この辺の仕事の経験からってのもあるんじゃないかなって思いますね。そこらへんは。

左から1、2、???の歴代のレバントさん

描かれた女性キャラにみんな夢中になってしまうのです(近藤さん含む)

はまち:
(画集を開きながら)おっ、レバント。
田村:
レバント、こんななっちゃった。
WEB担:
えっ・・・・・。
はまち:
あっ見なきゃよかった人が・・・・・。
WEB担:
玉繭物語2まだ途中までなんで・・・・・。
田村:
あーはいはい。
はまち:
じゃー見ちゃダメでしょう。
WEB担:
もう見ちゃいましたよ。ネタバレされたあー。
はまち:
ざんねん(笑)。
WEB担:
レバントさん、最初のひたすらしゃべってるシーンの印象しかなかったんですけど。
はまち:
長いんだよね。しゃべりがね。
田村:
2では彼はチュートリアルの人なんでね。
はまち:
ま、第一作でひとこともしゃべってないからしゃべりたかったんだよ。
レバントさんいい歳のとりかたしてますね。
田村:
レバントは実は歳をとらない人なんだよ。龍の呪いで歳をとらなくなってて、でも奥さんは呪いが解けたからどんどん歳をとって自分だけ歳を取らずに奥さんだけが死んでいって・・・・それでちょっとひねくれちゃった(笑)。
はまち:
なるほど、そりゃーひねくれますね。
田村:
うん。「この呪いをどうにかしろー」って。本当は一緒に死にたかったんでしょうけど。
はまち:
あー・・・・人は一緒に死にたくなるもんなんでしょうかね?
田村:
大事な奥さんと同じ時間を過ごせなかったかわいそうな人なんでしょうねきっと。
WEB担:
玉繭物語2の最初。序盤のところでは奥さんが「森」みたいなことをにおわしてましたね。
田村:
そうそう。
WEB担:
そこはまだ入れなかったんですけど。眠ってる設定なんですね。
はまち:
(画集を見て)なるほどぉ。「ゲーム開発当初、初期段階ではカフーたちは龍に乗って移動・行動する案がだされていた。」って書いてありますね。
田村:
そうそう。
はまち:
龍で・・・・・戦争?どういう感じだったんですか?
田村:
まぁ、剣と魔法の戦争でいわゆるRPGによくある魔法使いと剣士とが盾にとって国と国が争ってという話でしたね。
のどかに暮らしていた魔法使いの部族が戦争に巻き込まれていくという。
はまち:
ここですよ。このページですよ。
田村:
タバコ吸いまくってるし。
はまち:
このアニメの絵コンテは。
田村:
近藤さんですね。
はまち:
本当にてんこもりの原画集ですね。さすが。
田村:
オープニングのアニメーションは、僕がベースのコンテを切っていて清書を近藤さんにしてもらってて。
はまち:
ラフの紙に「ハッ!っとふりむくマーブ わ~カワイイ」ってかいてありますよ(笑)。
田村:
自分で書いてる(笑)。女の子描くの大好きなんだよあの人(笑)。
はまち:
いやでも確かにこのシーンやられましたもん、僕。玉繭物語のゲームアーカイブスやるときに画面写真の撮影をしたんですけど、撮ったのコレですもん(笑)。そしたらみた人みんな「わーカワイイ」って(笑)。すげぇなぁ、コレ。出てますねぇ人間性が。

あああほんとだカワイイ・・・・・(やられたヒト)

最終回、いつもの質問で締めますよ

はまち:
いやあ面白かった。学さんお忙しい中、お時間いただきありがとうございます。
田村:
いいえー。
はまち:
改めて振り返ってみて、今と昔で変わりました?ゲームの作り方って。
田村:
あーまぁそうですね。今はスマホアプリの案件が中心なんで、あの・・・・・コンシューマで昔作ってたのとは違いますよね。アプリの場合、どうしても課金前提になってきてるんで。
はまち:
そうですね。
田村:
そこらへんのゲームの流れが全然違うっていうか。コンシューマの場合ユーザーの方に買っていただいてありがとうございました、でそのままソフトを楽しんでもらう形じゃないですか。スマホの場合節目節目にもっと楽しんでくださいってやり方なんで、こっちの提供の仕方のテンションも違うし、受け取り側のテンションも違うし、好きか嫌いかは別として、やっぱ全然違いますね。
はまち:
そうかぁ……また、玉繭物語やりたいって機運が上がってきたとき近藤さんとやりとりしていただけますか?
田村:
そらもう、近藤さんがご指名されれば・・・・・(笑)。
はまち:
たぶん、ご指名されますよ(笑)。で、たぶん僕はヨコで御用聞きします(笑)。
田村:
(笑)
はまち:
玉繭好きだって言ってる社員が企画を持ってきて、実現できれば一番いいですねぇ。
田村:
できれば、玉繭物語でも玉繭物語2でもない玉繭物語3・・・・3なのかなんなのか分からないけど。
はまち:
もうなんか、別にこう・・・ナンバリング付けないで、それでサブタイトルで考えていいんじゃないかなと思うんですよ。
田村:
そう思うんですよ。本当に好きにやってほしいと思いますよ。
そういうきっかけになるように玉繭物語2は全然違うことをやったんだし。なんかね。伝統芸能みたいにやるのも「どういうこと?」って思うもん。
はまち:
いい発想でもってやれるといいですね。
田村:
はい。
はまち:
一応毎回最後の質問決めててですね。
田村:
あーはい。
はまち:
どういう風に今更ながら遊んでもらおうかっていうところを作ってた人に言ってもらってるんですけど。
田村:
どっちなの?
はまち:
とりあえず、玉繭物語2ですね。
田村:
玉繭物語2なの?
はまち:
玉繭物語も玉繭物語2も聞いちゃいましょうか(笑)。
田村:
玉繭物語は本当に移動が難儀なんでぇ・・・・。
一同:
(爆笑)
田村:
今は亡き名声優さんたちの声を堪能してほしいかな。
はまち:
そうですねぇ・・・・・。
田村:
うん。本当にそう貴重な声が入ってると思うんで、そこは、聞きどころだと思います。
はまち:
たしかにそうですねぇ。泣けちゃいますね。
田村:
玉繭物語2は本当にもうコツコツコツコツ・・・・・特になんていうか、シナリオの起承転結をガツガツ追っかけるタイプの話ではないので、横に広がる日常みたいな話が、こうまばらにあるところに気が向いたら行っていろんな人の話を聞いてみるといろんなことしゃべりますので、それを楽しんでほしいかなと思いますね。
はまち:
いいですね。「生活」ですね。世界に入れる感じですね。
田村:
はい。結構、フルボイスてんこ盛りのボリュームなんで、そこを楽しんでいただけるといいかなと。
はまち:
そうですねぇ。で、私のように玉繭物語は買ったけど、玉繭物語2が出ていたのを知らなかったような人はですね。ぜひ「出てたんだよ」と(笑)。
田村:
そうですね。
はまち:
で、そこから「買ってね」と。ぜひ遊びやすいんで楽しんでもらいたいですね。
田村:
そうですね。
はまち:
どうもありがとうございました!

ガツーンと楽しんじゃってください!

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